ジェイファーマ株式会社は、令和8年3月25日に東京証券取引所グロース市場に上場いたしました。ここに謹んでご報告申し上げますとともに、これまで当社を支えてくださった株主・投資家の皆さま、関係者の皆さまのご支援、ご高配の賜物と心より感謝申し上げます。
私たちジェイファーマは、SLCトランスポーターの一つであるLAT1(L型アミノ酸トランスポーター1)に着目し、がんや自己免疫疾患など、既存治療では十分に応えきれない医療ニーズに対して、新たな選択肢を届けることに挑戦しております。
新しい薬が患者さんのもとに届くまでには、長い時間と多くの挑戦、そして社内外の多様な専門性の結集が必要です。私たちは創薬の本質に真摯に向き合い、アンメット・メディカル・ニーズに対して価値ある治療を届けることを使命として研究開発を進めています。
現行の治療に限界がある疾患には、まだ開拓されていないクラスの薬剤、すなわちFirst-in-Classの探求が求められます。私は約30年、この“夢を追うような新薬開発”に従事し、実績を積み重ねてまいりました。
その歩みの中で一貫して抱き続けてきたのが、“太陽のように暖かい抗がん剤”という発想です。患者さんの生活を支えるために、ただがん細胞を叩くのではなく、長く使えて、日々を少しでも楽にできる治療へ――“北風のような化学療法”とは異なる新たな治療法の探求です。
当社が開発するLAT1阻害剤「ナンブランラト」は、胆道がん領域における国内第2相試験で主要評価項目を達成し、学会等を通じて国際的にも評価を得てきました。安全性に優れ、高齢のがん患者さんにも長期にわたり投与でき、Feel Better & Live Longerを実現できる新薬になり得ると確信しています。
私は、培ってきたすべてのグローバル開発の経験と知恵を賭けて、この薬を必要とする患者さんに福音を届けに行きたいと考えています。さらに胆道がんに続く、次の展開も多く見えており、当社の技術を医薬品として世界中の患者さんに届け、”日本発グローバル創薬ベンチャー”として持続的・飛躍的な成長を実現してまいります。
加えて当社は、上場企業としての社会的責任を踏まえ、コーポレート・ガバナンスの実効性向上と透明性の高い情報開示を通じて、株主・投資家の皆さまとの建設的な対話を継続してまいります。研究開発投資については、進捗とリスクを適切に管理しつつ、資本効率も意識した規律ある経営を徹底し、持続的な企業価値向上に取り組みます。
今後も、透明性の高い情報開示と適切なガバナンスのもと、研究開発を着実に前へ進め、企業価値の向上と医療への貢献の両立を目指してまいります。引き続き、皆さまのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2026年3月25日
代表取締役社長
𠮷武 益広