スタートアップシティ・アクセラレーションプログラムに参加

2021 年11 ⽉22 ⽇
ジェイファーマ株式会社

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ジェイファーマ株式会社(本社:神奈川県横浜市鶴⾒区、代表取締役社⻑ 吉武 益広)は、⽇本貿易振興機構(ジェトロ)が募集した「スタートアップシティ・アクセラレーションプログラム」の参加企業に選ばれたことをお知らせします。
このプログラムは、内閣府「スタートアップ・エコシステム形成推進事業」拠点都市8 カ所のスタートアップに対し、海外トップアクセラレーターによるアクセラレーションプログラムを提供し、拠点都市スタートアップのグローバル展開を⽀援することを⽬的としています。当社は、Bio/Healthcare 部⾨のアクセラレーターであるCambridge Innovation Center (CIC)より事業構想策定、プロモーション活動に係る⽀援等を受け、同社が持つ製薬・ライフサイエンス・ヘルスケア業界のコネクションを⽣かして海外展開、投資家、事業会社との提携を⽬指します。

当社が参加するコースは次のとおりです。
●ステージ :   Global Scale
●コース:     Bio/Healthcare
●期間(予定):  2022 年2⽉頃まで
●アクセラレーター : CIC

【ジェイファーマ(株)について】
(1)名称:ジェイファーマ株式会社
(2)所在地:神奈川県横浜市鶴⾒区⼩野町75 番地1
(3)代表者の役職・⽒名:代表取締役社⻑・吉武益広
(4)事業内容:医薬品の開発
(5)資本⾦:955 百万円(2021 年9 ⽉末現在)
(6)設⽴年⽉⽇:2005 年12 ⽉26 ⽇
(7)会社ホームページ:http://www.j-pharma.com

【JPH203 について】
〜第2相試験でLast Patient In(LPI)を達成〜
JPH203 は、ジェイファーマが独⾃に⾒出した新規の低分⼦化合物であり、がんをはじめ細胞が増殖、あるいは活性化されエネルギーを緊急に必要とするときに、アミノ酸を取り込むために細胞表⾯に発現するLAT1 を選択的に阻害します。LAT1 を標的とし臨床開発を進めている世界初の化合物であり、医薬品の承認を取得すれば、⽇本発のファースト・イン・クラスの新薬となります。
既に固形がん患者を対象にした第1相試験において、良好な忍容性が確認され、がんに対する治療効果が⽰唆されており、現在、標準的化学療法に不応・不耐となった進⾏性の胆道がん患者を対象に第2相試験を実施中です。この第2相試験は、今年8⽉にLast Patient In(最後の患者登録)を終え、トップラインリザルトは2022 年春に判明する予定です。

〜特許による独占排他権について〜
JPH203 は、物質特許に加え、がん治療薬の⽤途特許(登録:2020 年7⽉)及びバイオマーカーによる層別に係る⽤途特許(登録:2021 年6⽉)により、2044 年まで独占排他権が維持されています。

【OKY-034 について】
〜第1/2a 相試験でLast Patient Out(LPO)を達成〜
OKY-034 は、JPH203 と同じ標的であるLAT1 に対してアロステリックに結合することでLAT1 の働きを阻害する新規の低分⼦化合物です。ジェイファーマは、OKY-034 の物質特許を保有する⼤阪⼤学及び神⼾天然物化学(株)より全世界での独占的な専⽤実施権を得ています。
現在、OKY-034 は、標準的化学療法に不応・不耐かつ外科的切除不能すい臓がん患者を対象に⼤阪⼤学で医師主導の第1/2a 相試験を進⾏しています。本試験は、国⽴研究開発法⼈⽇本医療研究開発機構(AMED)の臨床研究・治験推進研究事業:課題名「膵がん患者を対象とした、新規LAT1 阻害剤の安全性と有効性を探索する医師主導臨床治験」の⽀援の下で実施中です。この第1/2a 相試験は今年9⽉にLast Patient Out(最後の患者の全観察期間終了)を達成し、試験の最終報告書が来年3⽉末までに出来上がる予定です。

(注)LAT1:アミノ酸トランスポーターの⼀種

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
ジェイファーマ株式会社
管理部
Tel: 045-506-1155
Fax: 045-506-1156
info@j-pharma.com
担当:湯沢