資金調達に関するお知らせ

2021年3⽉4⽇
ジェイファーマ株式会社
代表取締役社長 吉武 益広

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当社は、⼤原薬品⼯業株式会社を引受先とする第三者割当増資により5億円の資⾦調達を実施したことをお知らせいたします。このたびの調達により、ラウンドDの累計調達額は、27 億46 百万円となります。

当社は、細胞膜表⾯のトランスポーターを標的とした創薬ベンチャー企業であり、2005 年に杏林⼤学を退官された遠藤仁元教授により設⽴され、様々なトランスポーターを標的とした新規薬剤の研究開発に展開してまいりました。
近年は、L タイプ・アミノ酸トランスポーター(LAT1)阻害剤の研究開発に特化し、標準的化学療法が不応・不耐となった進⾏性がんの治療を⽬的に複数の新規薬剤(JPH203 とOKY034)の臨床開発を進めてきております。
今後は、JPH203 の胆道がんでの臨床開発、OKY-034 のすい臓がんでの臨床開発、更には、LAT1 阻害剤の⾃⼰免疫疾患への応⽤を進め、⽇本発の新規薬剤標的を厳格な臨床試験により⽴証し、国内のみならず、海外の企業との協業等を通じ、医療への応⽤を積極的に推進してまいります。

【JPH203 について】
JPH203 は、ジェイファーマが独⾃に⾒出した新規の低分⼦化合物であり、細胞が増殖或いは活性化
されエネルギーを緊急に必要とされるときにアミノ酸の取り込む為に細胞表⾯に発現するLAT1 を選択
的に阻害します。LAT1 を標的とし臨床開発を進めている世界初の化合物であり、医薬品の承認を取得
すれば、⽇本発のファースト・イン・クラスの新薬となります。
既に固形がん患者を対象にした第Ⅰ相試験において、良好な忍容性が確認され、がんに対する治療効
果が⽰唆されており、現在、標準的化学療法に不応・不耐となった進⾏性の胆道がん患者を対象に第Ⅱ相試験を実施中です。また、この第Ⅱ相試験では、患者の背景因⼦に基づき層別し試験を実施しており、コンパニオン診断薬の開発も同時に進めています。

【OKY-034 について】
OKY-034 は、JPH203 と同じ標的であるLAT1 に対してアロステリックに結合することでLAT1 の
働きを阻害する新規の低分⼦化合物です。ジェイファーマは、OKY-034 の物質特許を保有する⼤阪⼤
学及び神⼾天然物化学より全世界での独占的な専⽤実施権を得ています。
現在、OKY-034 は、標準的化学療法に不応・不耐かつ外科的切除不能すい臓がん患者を対象に⼤阪
⼤学で医師主導の第Ⅰ/Ⅱa 相試験が進⾏しています。

【⼤原薬品⼯業株式会社について】
⼤原薬品⼯業㈱は、オーファンドラッグとジェネリック医薬品の創薬及び育薬を事業の柱とした医薬
品会社です。特に⼩児がん領域を中⼼としたオーファンドラッグの開発・販売や、医療事故防⽌に配慮したジェネリック医薬品の開発・製造・販売に注⼒しています。治療成績の向上や医療環境が⼤きく変化している現在、治療のみならず、医療の質に影響をおよぼす予防、診断、アフターケアにもイノベーションを活かし、Total Healthcare Solution を提供できる企業をめざしています。

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
ジェイファーマ株式会社
管理部
Tel: 045-506-1155
Fax: 045-506-1156
info@j-pharma.com
担当:湯沢