ライフサイクルマネジメント戦略

医薬品開発においては、一つの成功(POC※)を起点に、疾患領域の拡大、特許の延長、さらには後継品(Best-in-Class)への展開といったライフサイクル戦略を段階的に実行することで、事業価値を最大化することが重要です。当社はLAT1阻害剤開発の先駆者として、胆道がんにおけるPOCを達成し、すでに次なるライフサイクル戦略に着手しております。これらの取組みを、自社に加え研究開発パートナーや事業パートナーと連携しながら推進することで、持続的かつ大きな事業価値の創出を目指しております。

注:当社の事業戦略に関するイメージ図であり、実際の事業展開とは異なる可能性がある



※ POC(Proof of Concept)とは、研究開発において仮説や新しい治療法の有効性・安全性について、初期段階でその実現可能性を示すための概念や検証プロセスを指します。創薬の分野では、臨床試験の早期(主に第2相試験)で新薬候補が実際に患者に効果を示すかを確認し、開発を継続するかどうかを判断する重要な節目となります。